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開発後記 ~聖司との戦いの記録~ 終章

■ 雑記 Posted by ひぐま (Higmmer) on 2007-02-17 at 23:48:41

◆共有テーマ: 雑記 [日記]

それでも私は使い続ける。

「聖司(改)に脆弱性の報告があります」――第二次脆弱性危機の発端となったその報せが私の元に届いたのは昨年12月14日のことだった。一連の事態の経緯は既に書かせて頂いたし、今ここで客観的に振り返るにはまだ記憶が生々し過ぎる。「もし私の元に直接情報が届いていたとしたら」「それが100%自分で開発したソフトの問題だったとしたら」「自らの利益よりもユーザーの利益を優先するという当然の覚悟が私にあったとしたら」――幾つもの if が今でも私の頭の中をグルグルと回り続けている。

当時の私は刻々と迫り来るXデーを前に焦りを感じていた。いずれは全てが明らかとなり、私がユーザーを捨てて保身に走ったことが世間に知れ渡る。そうなれば私は終わりだ。まるで指名手配中の逃亡犯にでもなったかのような強迫観念に駆られ、私は完全に冷静さを失っていた。故に保身を取り繕うために更なる保身を重ねるという自己矛盾にすら気付くことができなかったのだ。そんな中あるRSSリーダーの問題が明るみに出たことでいよいよ追い詰められるように書いたのがあのエントリだ。その後のことは今さら述べるまでもないだろう。結局はそれが致命傷となり、私は死んだ。

*

関係者の努力のおかげで問題が解決した後も私の中の脆弱性に対する恐怖心は消えることはなかった。――いや正確には「未知の脆弱性が発覚することへの恐怖」と言うべきだ。私は何かに取り憑かれたかのように四六時中ネットに張り付き、新たな脆弱性報告がないかどうか調べて回った。そして夜も眠れず食事もろくに喉を通らない日々が続いた(おかげで2週間で1.5kg近く痩せられた)。だから某所で脆弱性の存在を示唆する情報を目にした時、内心では実はほっとしていた。「これで公開を止めることができる」――これが正直な心境だった。

しかしそれでも、聖司(改)とリードマンに対する私の思いは今でも何ら変わることはない。私は彼らが他に代え難いベストパートナーであると今でも確信している。そして万一その身に何かあったとしても自力で何とかするだけの覚悟が私にはある。私は開発者である前に彼らの最大のヘビーユーザーなのだ。今後も私は彼らを使い続け、そして改良し続けていくだろう。たとえ他の誰もがその存在を忘れ去ったとしても。

聖司は死なず、ただ消え去るのみ

(完)

(注) このストーリーは事実に基づき再構成・脚色したものであり、登場する一部名称は架空のものです。

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