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WEP問題の件で購入を見送っていたニンテンドーDSiだったが、最近手持ちのソフトを遊び尽くして退屈していたところ、DSiウェアがそれなりに増えてきたのに加えて新色が出るという情報を受けて購買意欲が一気に回復、遂に購入に踏み切ることにした。
選んだのはメタリックブルー。というわけでこれが買ってきたDSiの写真。
この写真では色が綺麗に出ていないが実物はもっと青光りしている。公式写真とも全然違う色なので実物を見て判断することを推奨。ちなみに背景はこのところ全く稼動していないWiiFitのバランスボード(笑)。
ところで既報の通りDSiではWPA/WPA2が使えるのはDSi専用ソフト(DSiウェアなど)のみで、DS互換ソフトはWEPのみという残念な仕様なのだが、これは「通常設定(DS/DSi共用)」「上級者設定(DSi専用)」という2つのプロファイルを使い分けることで実現している(*1)。
それはそれとして、今回実際に試してみて気づいたのだが、どうやら現行の仕様ではどちらのプロファイルで(どのSSIDを使って)無線LANに接続している/しようとしているかがソフト上では表示されないようだ(*2)。はっきり言ってこれはまずい。一応DSi専用ソフトでは「上級者設定」が優先して使用されるようだが、WPAとWEPアクセスポイントを併設して両方の接続設定を済ませている状況下において電波障害(或いは妨害)などでWPA側への接続に失敗した場合、ユーザーが気付かないうちにWEP側に接続されてしまっていたという事象が発生し得るのではないか。特にクレジットカード番号などの機密情報を扱うDSiショップですら同様の仕様となっているのはもはや呆れるしかない(たとえ送信情報自体はSSLで保護されているとしても)。
今思えばWiiでも接続先SSIDは表示されていなかった。しかしDSiの場合は仕様としてWPAとWEPを使い分ける状況を端から想定しているのだから、ソフトの設計には一層の配慮が求められるのは明らかで、任天堂は速やかにソフトの改修を行うべきだ。それまでの間、我々ユーザーとしてはWEPアクセスポイントは不要時は電源OFFにしておくか接続設定自体を削除しておく、そしてアクセスポイントのログをこまめに確認するなどの基本対策を徹底するしかなさそうだ。
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