本家Sageから派生したアドオンとしてのSage-Too、そしてSage++ (Higmmer's Edition)がどういう関係にあるのかについていささか混乱が見られるようなので、その開発の経緯を系図にしてみた。
【事実】
- Sage-Too と Sage++ は共に本家 Sage 1.3.x からの派生アドオン
- Sage++ は「Sage-Tooの派生アドオン」ではない
- Sage++ は本家 Sage 1.3.6 の私製改造版として開発がスタートした
- そこに脆弱性の存在が発覚したため、独自のHTMLフィルタ等のセキュリティ対策を追加した
- 一方、Sage-Too は本家 Sage 1.3.10 のFirefox3対応版として「Sage 2.0」を名乗る予定だった
- その時点で本家 Sage は1年以上動きがなく、開発再開は全くの想定外
- 本家 Sage の脆弱性を掴んでいた私(ひぐま)が Sage-Too プロジェクトに参加してHTMLフィルタ等を提供した
- ついでに Sage++ の機能の大部分を Sage-Too に移植した(このことが後の開発中止の一因となる)
- 代わりに Sage-Too のFirefox3対応コードや新機能を Sage++ に逆移植した
- 本家 Sage 1.3.x/Sage-Too/Sage++ の基本的なコード体系はほぼ同じ
- 本家 Sage 1.4.x だけが全く独自の進化(退化?)を遂げており、この中では異端の存在
- 本家 Sage は私が3年前に報告した脆弱性を未だに修正できずにいる