まるで逆転裁判のようだった今日の証人喚問

■ 雑記 Posted by ひぐま (Higmmer) on 2005-12-15 at 00:26:46

◆共有テーマ: 時事ネタ [ニュース]

このひまグでは時事問題はなるべく扱わないようにしていたのですが、一連の耐震強度偽造問題に対する証人喚問をTVで見て、総研内河所長に対する民主党の馬渕議員の質問があまりにも見事過ぎていたく感銘を受けてしまったので思わず書いてしまいます。

他の議員の質問が既に報道されている内容や伝聞・傍証に基づく推論だったり、ひどいのになると質問もせずに延々と持論を演説するのに終始していた議員までいた(とても真相解明する気があるとは思えない)のに比べ、馬渕議員の質問は本当に見事でした。「構造のことは素人だから全く分からない」と相変わらずのらりくらりと質問をかわす内河証人から「社内に構造のことが分かる人間もいない」という証言を引き出した上で、渦中の四ヶ所氏こそが一級建築士の資格を持った人間であると指摘する馬渕議員。内河証人は「彼はコンサルタントとしての立場で参加しており建築(構造)に口を出すとは考えられない」とかわしたつもりがまんまと馬渕議員の仕掛けたワナにはまったのでした。彼は遂に切り札を出しました。

「異議ありっ!!!」

……まるでそう言ったかと錯覚するかの如く馬渕議員の口調が一変しました。四ヶ所氏の直筆と称する平成設計(木村建設の100%子会社)に対する指示メモが存在する事を示し、そこに具体的に鉄筋量を○○kg減らせという指示が図面(柱の断面図)まで入った形で書かれている事実を突きつけました。さすがの内河証人もこれには驚いたようで、多少うろたえた表情で「早急に調査します」と応えるのがやっとでした。

ポイントとなる証言を引き出す質問を積み重ね、その曖昧な点や証言のブレを確実に突いていき、最後に動かぬ物的証拠をもってその矛盾を明らかにするという馬渕議員の質問はまさにお手本通り。まるでゲーム「逆転裁判」を見ているような錯覚を覚えました。自分が感じた身震いを伴う感覚は、TV放送を通じてこの歴史的瞬間の立会人の一人になれたことに対するものだったのでしょう。

過去2回の参考人質疑を見ていて感じた煮え切らないモヤモヤとした鬱憤は今回で少しは晴れました。しかし実際に被害に遭われた方々のことを思うと、これで溜飲を下げて満足することがあってはなりません。悪者探しも必要ですが、それは本来警察や司法の役割であって証人喚問の主たる目的はそれではないはずです。法の網をくぐって悪事を働くのが悪人なら、それをシステムとしてどう未然に防ぐかを考えるのが政府であり国会だと思います。増税の話ばかり聞こえてくる昨今、この問題に対する法案を次の通常国会に提出する気があるのかないのか、そろそろ表明してもいい頃だと思うのですがどうなんでしょうか。

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Tracked from 夜明け前  on 2005-12-15 at 03:51:10

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